いよいよ最終回です。ヒロインはなななだった。みらいちゃんなんて子はいなかったのだ。
*当ブログはネタバレを含みます。
本編
悲壮な覚悟を決めた777。そして遂にみらいのもとに辿りついた。ついて来た影とともに――。
❑幡田 零
「みらい!」
❑不動寺 小衣
「まだ歯車には入ってへん!間に合うよ!」
❑アナムネシス
「幡田零。あなたを幡田みらいが見ている目の前で殺さないと。」
「それも……できるだけ残酷にね。」
❑幡田 零
「どうして、私……いえ、私たち姉妹なんですか!私があなたになにをしたって言うんですか!?」
❑アナムネシス
「幡田零。そうね、あなたに罪はないわ。」
「でもね。咎人を罰するためには、あなたが必要なの。」
「あなたの断末魔を聴かせることが、なにより重い罰になるのだから!」
❑幡田 みらい
「お姉ちゃん!気をつけて!アナムネシスが!」
「プラトン」戦
今まで人型で舐めプを噛ましていたアナムネシスが遂に本気を出してきました。
衝撃波や竜巻、追跡してくる矢など見た目通りの攻撃をしてきます。衝撃波と竜巻は予備動作が分かりやすいです。
しかしホーミングする矢は当たると様々な状態異常にかかる上に結構長く追跡してくるので面倒です。
ゲームの仕様上回復アイテム買い込んでおけば状態異常なんてあってないようなものなんですけどね。
以上。アナムネシスの本気でした(笑)
❑プラトン
「ワタシには、ヨミガエリが必要なの!娘のそばに!大切な、娘の……あああっ。」
❑幡田 零
「……もう終わりです。お願いします。みらいを解放してください。」
❑アナムネシス
「幡田みらいに罰を与えることは、諦めるわ。」
「復讐だけにするわね。」
n度目の展開だこれ??
❑不動寺小衣
「……まだ終わってへんよ。これから、終わらせるんや。」
❑恵羽 千
「……頼む。もうやめてくれ。」
❑不動寺 小衣
「……なんでそこまで!それはあんたの正義ちゃうやろ!」
❑恵羽 千
「あたしの……母さんなんだ。」
まさかの千の裏切り。
最期に挨拶をさせてくれ的な展開になると思ってただけに正しさより己の感情を優先させた千に驚いた。
零の友人、千、千の母親、他多数の被害者を出したバス滑落事故。
幽鬼の姫がヨミガエリのため起こしたあれは事実の内容もあったが幽鬼の姫=アナムネシスではなかったのだ。
むしろアナムネシスは幽鬼の姫によって殺された乗客の一人だった。悪魔メフィスは千にだけ真実を告げていた。
ここまで明かされれば分かりますね。
バス事故で幽鬼化したアナムネシスがみらいに執着するのはみらいがバス事故を起こした張本人だからってことですな。
はて、それじゃあそんなにつよつよなみらいちゃんがこうも弱っちそうな展開になるのかというのは……。
❑幡田 零
「みらい!お姉ちゃんのほうに手をのばして!」
❑幡田 みらい
「……わたし、わかってたよ。お姉ちゃんは、何があっても来てくれるって。」
「料理下手で、口下手で、不器用で、運動音痴で……。わたしがいないと、わたしがいないとダメダメなお姉ちゃん……。」
❑777
「最後に。」
❑幡田 零
「……え?」
❑777
「もう一度、名前呼んでネ。」
「……もう、はなさないであげてネ。」
再生の歯車に吸収されるみらいと入れ替わるように体当たりする777。
❑幡田 零
「777!なんで、こんな!?」
やめて……やめて……。
「あの者は……すでに魂の大半が消滅している。再生の歯車による影響だ……。」
自分も目の前の人らが誰かも分からない。
でも大切な人のためという一心だけが残っているの……。777をいじめないで……。
❑幡田 零
「零……。私は、零です。」
そして……。
❑幡田 零
「……みらい。」
❑幡田 みらい
「ふふ……どうしたの、お姉ちゃん?」
「朝ご飯の催促?だったら残念、もうお昼だよ。」
「ふふ……。」
❑幡田 零
「どうしたの、じっと見て。」
❑幡田 みらい
「嬉しくて。これでやっと、お姉ちゃんを独り占めできるなーって。」
「小学校の頃は、ふたりで一緒に登校できたのに、お姉ちゃん、中学校に入ったら友達作っちゃって。」
❑幡田 零
「……友達?」
これからも、わたしがそばにいてあげるから。
わたしだけのお姉ちゃんでいて。
ずっとずっと、未来永劫ね。
fin.
感想
バッドエンドじゃねーかよぉ!!!!!!!
零の繋がりを断ち切って独り占めにするとか疑いの余地もないヤンデレ。
今思うと悪魔もまるでこいつを助けようと促してきた節があるからグルなんじゃないのか。
777に消えると言ったり、千に無用に真実を教え争わせたりとなんかね。
ここで進行状況がリセットされ二周目に突入します。悲しいですがストーリーはここまでしか言えないんです……。
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