ようやくベンチさんが輝いている。
*当ブログはネタバレを含みます。
本編
内なる空間でヘラクレイトスの言葉で帰還する零。
立ち上がりアナムネシスの前に再び剣を取る。
それを見た仲間たちも立ち上がる様子に悪態を零すアナムネシス。
❑アナムネシス
「上手くいかないものね。やっぱり、幡田みらいを見つけることが先かしら。」
❑不動寺 小衣
「逃がすわけないやろ?ウチがこの手で復讐するまでは!」
❑幡田 零
「私も戦います。ダメと言われても、勝手にしますから。」
❑777
「モチロン777も!」
❑不動寺 小衣
「……とどめさすのは、ウチやからな。それだけは、たとえ誰であっても絶対譲らへんから。」
❑アナムネシス
「3人なら、ワタシに勝てると思うの?」
勝てないでしょうね(無慈悲)
❑不動寺 小衣
「3人ちゃうよ。ウチを追って、千ちゃんも向かってるはずやから。」
4人で袋叩きにすることをドヤ顔で言うベンチさん。
❑アナムネシス
「……千?」
「アナムネシス」戦
千ちゃんが来る前に戦闘が始まるのでベンチさんの三人やないでのドヤ顔が滑稽に見えますね。
しかしいつものようにベンチを温めるだけじゃなく登板します。
アナムネシスの攻撃は前方、周囲に黒い刃を飛ばすシンプルなものです。
攻撃は大した脅威ではないのですがふわふわと動き回るので零だと追いかけっこのようになり埒があきません。
そこでベンチさんです。
彼女の通常攻撃コンボは当たりさえすれば人型ボスを打ち上げ延々と嵌められます。
ここまで相性がいいのに倒せなかったのは当たらなかったからなんでしょうねw
一方、クライスタくんのバランスブレイカーなななちゃんだと時間こそかかれど普通に倒せます。悲しいですね。
❑アナムネシス
「……もういいわ。」
「幡田みらいが見ている目の前で、姉を殺すって決めてたけど……。」
「亡骸を突きつけるのも、悪くないわ。」
❑恵羽 千
「やっと追いついたと思ったが……。この状況は……?」
「お前が、アナムネシスか?」
❑不動寺 小衣
「逃げるなっ!」
「アナムネシス!なんでやっ!やっとここまで追い詰めたのに……。」
アナムネシスを崇拝する虚ろな集団「ブルバキ」を残し辺獄の底へ消えるアナムネシス。
逃がした苛立ちを拳にこめ難無く撃破。
アナムネシスを追い詰めようと辺獄の底へ向かう零たち。一人、千だけは何かを想うようにアナムネシスの名を零して。
かつてないほど仄暗い辺獄。集まったのは零と小衣のみ。不安を誤魔化すためか久しぶりの談話が広がる。
❑幡田 零
「ひゃっ……小衣さん!?」
❑不動寺 小衣
「意外かもしれんけど、ウチこういう暗いところ苦手なんよ。」
❑幡田 零
「知ってますから意外じゃないです。」
❑不動寺 小衣
「抱きついてええ?」
❑幡田 零
「よくないですし、たぶんやましい気持ちです。」
❑不動寺 小衣
「はぁ……こんなとき、千ちゃんやったら。」
❑幡田 零
「斬られるんじゃないですか?」
❑不動寺 小衣
「……あれ?その千ちゃんは?」
❑幡田 零
「777の姿も見えないです……。」
❑777
「わっ!」
❑不動寺 小衣
「ひっ!?」
❑幡田 零
「新しい場所でわからないことも多いですけど、まずは千さんを探しましょう。」
千ちゃん、アナムネシスを一人で追ったとかかしら。
なんかアナムネシスが言っていた大切な人って千ちゃんのことな希ガス。
少し先で千は一人偵察をしていたようだ。
しかしやはりどこか心がどこか定まらない様子。
真っ暗な辺獄で何かを感じる千に導かれる。
その先に待っていたのは地面に埋まったタイヤ。
辺獄で「それ」が示すのは幽鬼が生者が引きずり込んだ証左。
「それ」を感じ取り導かれた千から身体の震えを訴えだす。
気丈にも何でもないから先に進もうと急かす千。
それの正体を一刻も早く知るために。
千、タイヤ。
とこればそれはバス事故でしょうな。
となるとバス事故は幽鬼が起こしたものってことよな。アナムネシスもそのバス事故の被害者で千が大切ってことは親子関係かねぇ。
❑幡田 零
「幽鬼の群れ!こんな時に……。」
❑幽鬼
「……もうユルして……。ここからダして……。」
「……あいつがクる……。あいつにコロされる……。」
「オレたちをこんなスガタにした……。……幽鬼の姫!」
❑不動寺 小衣
「姫?こんなことするんは……アナムネシスか!?……もしかしたらとは思ったけど。」
❑幡田 零
「ここも、アナムネシスのエサ場……!」
ミスリードっぽいけどなぁ。仮にアナムネシスが事故を起こした幽鬼なら千に動揺するのは変じゃないかな?
記憶溜まり。
そこに残っていたのは二人の親子の記憶だった。
❑千に似た少女
「……これは、あまり合理的とは思えない。父さんのほうから、わたしたちに会いに来るべきだ。」
❑少女の母親
「そう?母さんは、千と旅行ができて嬉しいんだけどな。」
「あ!いま、鹿いなかった?鹿!大きい鹿と、小さい鹿……もしかして、親子かな?」
❑少女
「鹿でそこまで喜べる母さんが羨ましいよ。動物園に行けば好きなだけ見られるのに。」
❑母親
「そういうところ、父さんそっくり。」
❑少女
「合理的に物事を考えるのは悪いことじゃない。母さんが子供っぽすぎなんだ。」
❑母親
「結婚してたころは、父さんにも言われたかな……。」
❑少女
「……なにか、様子がおかしい。」
「バスが、蛇行している!」
❑母親
「運転手さんは!?」
❑少女
「わからない!ダメだ、崖が!」
❑母親
「千……!」
❑恵羽 千
「獲れた?……これは、お前がやったのか?」
❑母親
「千!ダメ!」
❑???
「お前?そんな名前じゃないんだけどな。」
「ここでは、幽鬼の姫って呼ばれてるの。」
❑恵羽 千
「……幽鬼の姫?」
❑幽鬼の姫
「そう。とりあえずみんな、ヨミガエリに協力して。」
「ああ……強制だから返事はしなくていいよ。」
❑恵羽 千
「一年前……。たくさんの人の命を奪った、バスの滑落事故。」
「……母さんの命まで奪ったあの悲劇は、事故なんかじゃなかった。」
「幽鬼の姫が、あたしたちを辺獄に引きずり込んだんだ!」
❑不動寺 小衣
「……アナムネシス。ヨミガエリに必要な魂を集めるために……。」
❑幡田 零
「……私の親友だった、有理もその時に……。」
❑恵羽 千
「アナムネシスは、間違いなく正義に反する存在だ。必ず、相応しい罰を与える。」
すげぇ。確固たる信念があるな。
ふらふらと彷徨うクソ雑魚零ちゃんと違う。
感想
はいどさんわかっちゃったな……。
これアナムネシスを悪と信じ込んだ千たちと娘の記憶思い出したアナムネシスをぶつけさせ後悔させるバッドエンドだこれ。ひええ。
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