みんな事前に打ち合わせでもしてたんか?
*当ブログはネタバレを含みます。
本編
ではでは、今回は珍しくやる気のゼロスくん。
フラノールの時と言い妙な感じ。
なんでも前回ここに来た時またここに来た時のことを考えてなにか細工を施していたらしい。
しれっとなにかするのは得意そうだものね。
❏ゼロス
「コレット、ちょっとこっちに来て。」
❏コレット
「え?うん……。」
ゼロスに言われるがまま案内された先にいたのはプロネーマだった。
みながゼロスの急な裏切りに事態を飲み込めない中状況が悪化していく。
それにしてもコレットちゃん目を離すとすぐにロイドから引き離される。
いつも飄々として本音を語らなかった彼からいつもよりも苛烈な皮肉が飛び出す。
しかしどこか自分を悪く見せるようなそんな風にも見えた。
彼の裏切りは今に始まったことでなくロイドたちの情報を流していたのはゼロスだったのだ。
(その割にはなんの妨害も受けてないけど)
私も長い物には巻かれたい人です。
❏ゼロス
「結局、マナの神子から解放してくれるってミトスさまが約束してくれたんでこっちにつくことにしたわ。」
❏リーガル
「神子がそんなにもイヤか?仲間を売るほどに。」
リーガルはコレットちゃんもシレンを見てないからそう言えるんだろうけど
同じ神子のコレットちゃんの方がひどい目に遭ったうえで逃げなかったからゼロスくんのこれはどうしても甘えに見えちゃうね。
(ゼロスのそのろくな人生がまったく説明がないので特にそう思う)
この明らかな裏切りにもロイドくんはめげません。
それでも彼を信じると言うのですが正直コレットちゃんの状況を見てから言ってほしい。
まぁた連れてかれるんぞ、もう少し危機感持ってもろて。
ゼロスの裏切りと天使兵の追撃から撤退を余儀なくされる。
後から駆け付けたシノビの里のもとたちの助力を借り撤退した一同。
時すでに遅し。
ゼロスくんの裏切りに自分たちの不甲斐なさに嘆く。
まぁロイドくんがいちばんゼロスくんの発言をスルーしてたからね仕方ないね。
ここから天使兵からの逃走劇が始まり、どんどん状況が悪化していくんだが
展開が展開なので苦笑いしながらこれ素直に悲しめないんだけどの気持ち。
この階層すべてに天使兵が格納?待機?しているため撃退してもきりがない。
ようやく見せた隙を突き出口から出るが、このままでは埒が明かないと思っていたリーガルが唯一の出口を塞いでしまう。
自分が出口から追う天使兵を退けるから先に行けと。
ロイドはリーガルの行動に驚きそんなことは受け入れないが
❏リーガル
「私はかつて、大切な人を守ることができなかった。」
「だからこそ、今度こそ守りたい。大切な仲間を。」
愛するものを守るどころか手にかけてしまった彼の咎が昇華した覚悟だ。
これを反故にすると新たな咎を背負うことになるだろう。
ロイドくんも意趣返しなのか中々酷い返しをする。
断れないずるい要求をされたものだからね。
出口から先で待ち構えていたのは大樹の残りかすのような。
あれだけの暴威を振るった大樹なので根だけと言えど油断はできない。
大樹を一度退けたしいなの出番というわけだ。
あの時と同じように契約してきた精霊の力を借り
しいな一人で魔導砲を再現した。これ誰も評価していないけど中々なことだと思う。
1人で無茶した反動による負傷と足場を崩落させる衝撃に滑落してしまうしいな。
今に落ちるというのに彼女は笑った。
コレットを助けろと。
初めての出会いで落とし穴に落ちた時だって這い上がってきた、今回もきっとそうさ。
❏しいな
「今度だって……、メインイベントまでには必ず間に合ってみせるよ。」
❏ロイド
「……本当だな。」
❏しいな
「絶対さ。あたしの見せ場残しといてくれよ?」
ここまで来て聡明な人は分かったと思いますがこれはロイドくんがひとりぽっちになるまで仲間が脱落していくやつです。
(かといってそれをプレイヤー側に悟られないようにするには、と言われると分からないので仕方ないのかもしれない)
なので次の脱落者は……
リフィル先生です。
やめてぇ!ゼロスも抜けたしヒーラーいないんだぞ!
ロックされた扉がロイドたちを足止めさせる。
中央にあった操作装置を解析してロックを段階的に解除していくが解除するたびにモンスターがロイドたちを襲う。
しかもそれだけでなく、ロイドは敵に気を取られ気づいていないがリフィルがいるエリアの床も一つずつ落ちていくのだ(なんでそんな不可思議な装置あるんだよ)。
最後のロックが解除されたとき崩落は始まっていた。
ここで彼女とはお別れなのだ。
ほんとやめてぇ!
ロイドの夢物語は彼女の理想だった。
そして彼ならそれをきっと叶えられるだろう。
だから自分がいなくなった世界でもその夢想の中にずっと在り続けられる。
❏ロイド
「世界を救うことが出来たって先生が死んだら何にもならないだろ!!」
青いロイドくんはその夢想で幸せになってほしいのだ。誰も間違っていない。
だがロイドくんがここで死んでしまったらその希望は潰えてしまうのだ。
リフィル先生がいなくなったのにこの世界は優しくない。
全快ポイント的なものがない。
なんてひどい。
次の犠牲者は
プレセアちゃんです……。
小さなダクトを通り部屋のロックの解除に向かった彼女。
ロックの解放は成功したがすぐに扉は落ちてきてしまった。
咄嗟に斧で降下を止めたファインプレーのプレセアちゃんに大樹の残りかすが這いよっていた。
プレセアの危機を知るとすぐさま駆け付けようとしたが今までの仲間たちと同様にみなロイドの足止めさせてしまうのを良しとしない。
もちろん彼もそれを良しとしないが彼の甘さよりも仲間たちの覚悟のほうが大きかった。
❏ロイド
「出来ないよ!俺は、俺は……!」
❏プレセア
「ロイドさんは、優しい人です。」
「でも、優しさに惑わされて判断を誤るなら……ただの甘い人です。」
仲間が一人、一人と彼のために覚悟を決め散っていくことにずっと受け止められない彼に対して
心がなかった彼女なりの想いのある最後通牒なのだ。
最後に残った仲間はジーニアスくんだけだ。
無情にもそれさえも奪っていくトラップ。
刻々と迫る魔法壁にどんどん追い詰められていくふたり。
どうせ失敗しても死ぬし成功したら御の字。
ドワーフの誓い、第16番『為せば成る』
掛け声を決め
1
2
……
3!
❏ロイド
「ほれ見ろ、うまくいっただろ?」
しかし横にはジーニアスくんはいない。
背を向けながら魔法壁をこじ開けるなんてできない。
だから内側から魔法を撃ち続けないともしかしたら失敗するかもしれない。
やめて……ジーニアスくん本当に弟のように思ってたから見捨てるなんてつらい……。
❏ジーニアス
「行ってったら!ボクは……ロイドと違って臆病なんだ。」
「いざとなったら、身体が震えてきちゃって……。」
「最後にかっこ悪いところ見せたくないんだ。」
ずるい……。それはずるいよ……。
ここで手を出したらジーニアスくんの覚悟を無碍にするどころか先に行かないと彼が言う弱く震える姿を見てしまうことになる。
それは彼が尊敬するロイドではないし、彼をそのなりたい理想になることを壊すことになる。
みんな……。
死なないで……。
感想
みなの覚悟に心熱くなるはいどさんですが同時にそんなピンポイントに仲間を脱落させるのなに?と冷めてしまうのでなんともいえない気持ちだった。
ミトスがそんな性格の悪い舞台装置作るか?
作りそう。
でも現実的でないからやっぱり偶然でこうなったんだろうな~。
退路を塞ぐ目的でもないのに普段使いに向かなさすぎる装置ばかりになるけど考えたら負けなんだ。
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テイルズ オブ シンフォニア リマスター 備忘録48『姉さまはそんなこと言わない』
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