昼のお星は目にみえぬ。テセアラもシルヴァラントもそんな感じであるのかもしれない。
*当ブログはネタバレを含みます。
本編
天使にならずに世界を再生するなんて抜け道探すのももちろんそんなものはすぐに見つかるわけなく無情にも試練がつづく。
以前な~んも起きずにそのまま回り道したマナの守護の塔が今回の試練。
扉の鍵はなぜかいまだあちこちふらふらしているクララが持っていた。まじでなぜ。
クララはゆかりもなさそうな街で冒険者に囲まれて今まさに討伐されそうとなっていたが
コレットたちの介入でまたふらふらと鍵を落としてどこか行ってしまった。
シンフォニアくんストーリー進行たまに雑だよな……。たまたま寄ったから起きたイベントだけどこれまた彷徨って迷うやつじゃん……。
コレットの旅でいちばん得しているのリフィル先生だよな。
試練の旅に黄色い声を上げている気がする。
信託の石版に触れてもなぜか新たな道は開かれなかったが奥の魔法陣が青く光り始める。
❑リフィル
「すばらしい!信託の石版によってこの装置が眠りから覚めたのだ。」
❑ジーニアス
「じゃあ、あの装置をどうにかすればいいんだね。」
❑リフィル
「ロイド、そこの青い円の上に乗ってみろ。」
❑ロイド
「え?あ、ああ。」
❑リフィル
「ジーニアスはそっちの円の上へ。」
紋章陣に呼応して扉が開かれる。
これで次の試練を受けられるというわけだ。
一つ問題があるとすれば意気揚々と進もうとしたら扉が閉まるくらいで。
そう、紋章の上に乗っている必要がある。
つまりまぁた二つのパーティに分かれるわけだ。
この場合だと待機組と進行組に。
コレットがいないと試練の意味はないのとロイドいないとやーやーなのと言いかねない神子がいるので
ロイドとコレットは確定。
残りの一人は……。
クラトスおじデレ期なのか?最近やたらロイド寄りだ。でも今回はリフィル先生を連れて行きます。
段々複雑になっていく謎解きにロイドくんの疲れたにとてもうなづける話だ。
道中の謎解きを解くことで待機組も進むことができたので人間牧場の時のような戦力不足に成らなくて済んでよかった。
いつものように女神マーテルに祈りを捧げ天使のちからを承ろうとしたときいつものお父様でない人が出てきた。
本当にだれ
❑ルナ
「……アスカがいなければ何もできない。契約も誓いも……何も……。」
もしかしてこの人コレットのお母さん?
レミエルは天使名で本名はアスカとか?
夫がいないとなにも出来ないと無能発言したことになるけど何しにでてきたんだほんと。
❑ルナ
「私の力を取り戻すためにもお願い……アスカを探して……。」
???完全に無関係のひと???後でここに来るとまた別のイベント起きる感じ?
並行して謎が増えると混乱しちゃう。
謎の女性がいなくなると今度こそレミエルが現れた。
❑レミエル
「長き道のりだった。よくぞここまで旅をつづけたな、神子コレットよ。」
❑コレット
「はい……レミエル様。」
❑レミエル
「我らからそなたに祝福を与えよう。」
❑コレット
「……はい。」
❑コレット
「いえ。とても嬉しいです。」
嬉しいはずなんかないのになぁ。気丈だのう。
❑レミエル
「ふむ……?」
「しかし神子よ。ようやくそなたの旅も終わりを迎えようとしている。」
「喜ぶがいい。今こそ救いの塔への道は開かれる!」
ふむじゃないんだが。娘の曇り顔を不思議そうにするなや。
そして襲い掛かる天使疾患に頽れるコレット。
ほんとあのレミエルってやつふむじゃないんだが。
こうなるの解ってるくせによぉ。
❑リフィル
「わかりました。今日はここで休みましょう。」
❑コレット
「…………。」
んん??今度は声まで無くしたってことなのか??
戦闘時にグーだね!って言えなくなるってこと????
コレットちゃんが可哀想なこと以上に私のダメージがでかい!!!
声を無くした彼女と同じように静寂の夜だった。
そんな空気の中しいなはぽつりと語りだした。
❑リフィル
「聞きましょう。この世界には存在しないあなたの国のことを。」
彼女は以前言っていた。
この世界は救われたとき自分の世界は滅ぶのだと。
❑しいな
「その通りサ。あたしの国はここにはない。このシルヴァラントには。」
❑ジーニアス
「どういうことなの。」
「テセアラ」それはシルヴァラントで月を意味する。
まさか月から来たのかと驚きを隠せないジーニアス。
❑しいな
「あたしの国は確かに地上にある。」
「あたしにも詳しいことは分からないんだ。」
「でもこのシルヴァラントには光と影のように寄り添いあうもう一つの世界がある。」
「それがテセアラ……。つまりあたしの世界サ。」
❑リフィル
「寄り添いあう、二つの世界?」
❑しいな
「二つの世界は常に隣り合って存在している。ただ『見えない』だけなんだ。」
「確かにすぐ存在して干渉しあっているわけサ。」
❑ロイド
「干渉しあうってどういうことだ。」
❑しいな
「マナを搾取しあっている。」
「片方の世界が衰退するときその世界の存在するマナは全てもう片方の世界へ流れ込む。」
「その結果、常に片方の世界は反映し片方の世界は衰退する。砂時計みたいにね。」
女神マーテルが眠りにつくときこの世界が滅ぶかもしれないとあった。
もしかしてマーテルはそのテセアラに行ったのか?
なぜ、何をしには依然分からないままだけどテセアラが滅ばないように眠ってそれゆえ、
そのマナが片方に動いたってことか。
❑ジーニアス
「待ってよ。それじゃあ今のシルヴァラントは……。」
❑しいな
「そう。シルヴァラントのマナはテセアラに注がれている。だからシルヴァラントは衰退する。」
ここまで語られて察せないほどはいどさんもバカでない。
天使の試練はその砂時計を逆さまにするためのものだ。
それでしいなはそれを止めにきた。
それはシルヴァラントが滅ぶことを望んでいることを言外に語っている。
でもしいなはルインの人たちが人間牧場に連れて行かれたとき、身をボロボロにしてまで助けようとしていたじゃないか。
人間牧場の件が終わったあとマナの塔でしいなはロイドたちの手助けを行った。
それだって彼女になにも利がない。
ではなぜ。
こうやって彼女が自分の使命の正体を話したことは彼女なりの誠意なのかもしれない。
彼女は見てきたディザイアンによってシルヴァラントが苦しむところを。
それが自分の世界で繰り返されることの恐怖を。
彼女の使命だけを全うするのならば冷酷にこのシルヴァラントなんて見捨ててしまえばいい。
だけどそれをするにはしいなはこの世界を知りすぎたということだろう。
図らずもコレットちゃん友達大作戦がシルヴァラントのためになったのである。
どちらの世界も救われるそんな都合のいい絵空事を実現する方法はないのか。
きっとないだろうな。だから
❑ジーニアス
「しいな!」
コレットから掌に紡がれた言葉を代弁するロイド。
コレットのシルヴァラントを救いたい気持ちは変わらない。
だから世界再生は諦めない。
自分の気持ちをぶつけても変わらないともだちに
悔し気に話を終わらせたしいな。
ともだちを殺したくないんだろうな……。
物語が進むにつれ苦しくなっていくゲームだ……。
感想
地面に書けばわざわざロイドくんが代弁しなくていいなんて思うのは無粋だ。
ロイドくんならコレットの気持ちを汲み取って伝えてくれるだろうからね。
苦しいことばかりだけど時たま見せるこのゲームのロイコレで続けられる。
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テイルズ オブ シンフォニア リマスター 備忘録19『清らかな乙女』
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