＊当ブログはネタバレを含みます。
ー初めにー
この評価は私個人が感じた結果の評価であり客観視した評価ではありません。
物語としての面白さ、キャラクターの良さ、演出面、ゲームとして楽しめたかが主なポイントです。
各項目に満点という概念はありません。
なので極端な例を挙げるとゲーム性が好みでなくても物語、キャラクターが良ければそれだけで良かったと評価したりします。
繰り返しになりますが私の感性は私だけの感性であり、あなた様の感性はあなた様の感性です。
私が思う評価と違うと思いになるかもしれませんがこういう評価をする人もいるんだと寛容に見てほしいです。
◇ストーリー
単純に物語として面白かったか、疑問に思った伏線は回収されたのかが評価されます。
筆者は本を読むのが好きなのでゲームでも一番高く評価する項目です。
他の評価項目でもそうですがDLCやアップデートで追加されたものに関しては筆者がプレイすれば加点されますがしていなかったらそのまま評価します。
◇グラフィック・サウンド（演出）
すべてこの要素がゲームに直結するとは思いませんがゲームによっては爽快感や壮大な演出の手助けになったりします。
BGMもゲームの雰囲気を演出する大事な要素です。
これらが充実しているだけでゲームに一層没入できると項目だと思います。
◇キャラクター
ゲームは動かす駒がいて初めて成り立ちます。
それが全くの無個性でも成り立ちますが魅力的であればあるほどそのゲームに没入します。
キャラクターの性格に一貫性はあるか、主人公の性格は筆者が投影できるような性格か単純に容姿が筆者の好みかが評価されます。
◇収集
やりこみ要素もこちらに該当します。
筆者は最強を目指す、タイムアタックなどはしませんが（トロフィーにあればします）
コレクション要素があると大いに喜びます。
基本的に地味な要素だとは思いますがやりこみを楽しめるだけでゲームの余韻がまた違うと思います。
◇総合
上記の項目のほか、筆者の独断が加点され総合点が決まります。
30点以下はクソゲー
31点から60点は個人的には刺さらなかったゲーム
61点から80点はまずまず楽しめた良ゲーム
81点以上は人に勧めたい神ゲー
と認識しています。
前置きが長くなりましたがそれではー
評価項目
◇ストーリー【17点】
落ちた地下にいた謎の生物ZURKに襲われ、なんとか地下の集落に行きつきます。
ZURKからやっとこさ逃げてきたときのレイちゃんのおちり。
そこで出会ったドローン「B-12」
彼とは一蓮托生の旅に出ることになります。
彼はレイちゃんと行動する際、様々なところで郷愁を覚えます。
そのなにか分からない郷愁の正体を突き止めたいとレイちゃんに頼みます。
レイちゃんはお人好しなのか、はたまた何も考えていないのかそのお願いを了承します。
このトロフィーいいよね……。もう逸れじゃないからね。
この地下に人間はいません。
いるのはロボットとZURKだけです。
人間も模倣しているようなそんな生活を過ごすロボットたちの話を聞きながら記憶の手がかりを辿ります。
旅を続けるうちにB-12くんは自分は家族がいた人間だったことを思い出します。
強くショックを受けた彼ですが逆に人が暮らしていただろう外の世界へ想いが募ってきたようです。
この世界には廃棄物をコンテナに積んでいく工場があります。
地下から集めれた廃棄物が纏められ運ばれて行きます。
この世界の正体
それは人間が作ったリサイクル工場の下層の廃棄場であり、ZURKはその廃棄物を分解できるように造られたバクテリアでした。
人間が何らかのパンデミックでこれらを管理できなくなり今の地下の世界になったというわけです。
B-12くんはその人間のひとりだったようです。彼はなんと人格をPCに移しこんでいて本人はすでに亡くなっていました。
ここまで知ったレイちゃんらはこの地下を解放することにしました。
B-12くんはハッキングをして強固なプロテクトを破りますが彼への負荷がかなり強く最後は動かなくなりました。
彼の外への想いをずっと聞いていたので一緒に外に行けるんだと思っていたのでぽろぽろ泣いてしまいました。
一時間放置してレイちゃんの睡眠を眺めるトロフィーを最後のトロフィーにしました。どうしても彼と一緒に終えたかった。
さて。ここまで語りましたが実際はストーリーを進めるだけではここまで語られません。
明かされるのはB-12の正体くらいです。
様々なシーンを見ることで謎がおおよそ解けそこから考察した世界観です。
なのでもしかしたら少し違うかもしれませんが私はとても没入できたこと、それ故に考察が楽しかったので高得点です。
◇演出【22点】
今までのスクショを見て分かるように高水準のグラフィックです。
レイトレーシングと呼ばれる技術も落とし込まれていて芸獣的なほどです。
たまにロボットやレイちゃんの挙動がおかしいことがありましたがそんなことはどうでもいいんだ。
ゲームボリュームはそこまでないですが毛色の違う雰囲気の場所が各所にありすぐに終わってしまったような感覚はありませんでした。
これはレコードで爪とぎするレイちゃん。
＼ ( ‘ᾥ’ )/
＼ γ∩ミ お客様お客様お客様！！
⊂:: ::⊃)) 困ります！！あーっ！！！
／乂∪彡＼ お客様！！困ります！！あーっ！！！
高水準のグラフィックに加え、ポストアポカリプスを現した静かなエレクトロニカ、アシッド。ZURKに襲われているときの緊迫感を現す不協和音も没入感のスパイスになっていました。
◇キャラクター【12点】
B-12くんはドローンなのにたまに人間臭く、レイちゃんのピンチに盾になるなどとても愛着がわきました。
しかし他に出てくるキャラクターがロボットのみでデザインや性格が違ったりしていましたがあまり魅力的だとは思えませんでした。
名前が英語だからかもしれない。はいどさんおばかなので。
◇ゲーム性【8点】
はいどさんおつむの出来が悪いのでアドベンチャーゲームととても相性が悪いです。
目的地をはっきり明記されるゲームじゃないのですごく迷い悩みました。
次何をしたらいいか分からずただ無為に過ごす。
ゲームするうえで一番嫌いな時間です。
ZURKとの戦闘で緊張感のメリハリがあるように見えて捕まっても割と簡単に逃げられるのでゲームとして手ごたえはなかったです。
ZURKの巣に爪とぎするレイちゃん。
レコードで爪とぎしていたレイちゃんですが各地で爪とぎをするポイントがあります。
それ自体はたいして面白くないですがハプティックトリガーによりその感覚がコントローラーを通して感じられるのは面白かったです。
また演出のためだけでなく行動にゲームの進行に落とし込むところもありいいなと思いました。
爪とぎは配線を壊す。鳴き声はZURKの気を引くなど
◇収集【9点】
前述したB-12の記憶の収集とロボットのお願いを聞くのがやりこみですかね。
チャプターごとの取得漏れが確認できるので容易に埋められましたね。
後者のロボットのお願いはロボットたちに愛着がわかなかったのでどうしてもおつかい感が否めなかった。
総評
◇総合点【68点】
総評としてみると凡ゲーなのだがこれは筆者がアドベンチャーゲームが不得意なだけであってそのジャンルが好みの人ならば神ゲーといわれるようなゲームだったと思っています。
ボリュームが少ないというよりも短く世界観を纏められた短編の小説の読後感に近い満足感はあり、そして何より猫がかわいい。
例のパロディ
家宝を頑張って盗んだスカイリムくん。
むかしおまえのような人間だったんだが膝にねじを撃ち込まれてしまってな……。
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備忘録
なし
