えせ関西弁警察に文句言われそうな新キャラ
*当ブログはネタバレを含みます。
本編
断末魔の思念を浄化し頽れていた気持ちを新たに覚悟を決め二つ目のシレンに挑む。
❑フェレス
「うふふ……零ちゃん、ヤる気満々だ。」
❑幡田 零
「……本当に、必要なことなんですか?」
❑フェレス
「それって、死んだ人の魂を破壊することぉ?必要だよ……零ちゃんには。」
❑メフィス
「奴らは蝶の姿をしたまっとうな魂と異なって、辺獄のルールに逆らい、自我や記憶の消去を拒む。」
「あまつさえ、まっとうな魂を襲い、辺獄を乱すイレギュラー故、破壊する必要があるのじゃ。」
「そもそも、それがヨミガエリの契約だったはずじゃ。道義があろうとなかろうと、おぬしには関係なかろう。」
立場上違うけれども、零ちゃんと幽鬼ってやってることあまり変わらないような……。
❑幡田 零
「……みらいを生き返らせることが、本当にできるんですか?」
❑メフィス
「ああ、できるとも。みらいに限らぬ。ヨミガエリは、間違いなく可能じゃ。」
悪魔の言葉を信じ、再びシレンに向かう零。しかし立ち塞がる幽鬼の断末魔の思念に苛まれ己を再び見失う。
❑???
「見失うな。」
「思い出せ。汝のことを。汝の願いを。」
力が欲しいか……。
❑幡田 零
「声……?内から響くような、温かい……。」
「思い出せって……。俺は……違う!わたし……私は。」
「私は、幡田 零!他の誰かなんかじゃない!」
❑???
「己が理念をとりもどしたようだな、零よ。さて、助力を望むか?」
❑幡田 零
「……助力……誰かはわかりませんが、ください……。」
「みらいを取り戻すためのちからなら、いくらあっても足りない!」
「ならば幡田零。我が主人よ、この剣を手にするがよい。汝を守護する、ヘラクレイトスそのものを。」
「我は主人の心を映し出す。」
❑幡田 零
「私が望んだって言うんですか!?」
「……だったら、ヘラクレイトス。今度は、みらいのためにちからを貸してください。」
「それはできない。我は汝の守護者であり、汝以外を守護することは不可能であると答えざるを得ない。」
❑幡田 零
「ああ、もう分かったから!なんで融通きかないんだろ……。」
「我の思考思想を否定することは、我の主人たる自身を否定することに他ならないが。」
❑幡田 零
「とりあえず黙っててください。」
最近の零ちゃんの身勝手さにイラっとするんだけど。
このイベント後から戦闘中に守護者ヘラクレイトスを顕現させることが出来るようになりました。
攻撃すると溜まるゲージを消費するタイプですね。
単純に攻撃範囲が広くなり、零とヘラクレイトスの攻撃は別判定で行われるので多段ヒットします。
しかしやたら発光するのとヘラクレイトスが大きく視界の大半が奪われてしまうため正直使いにくいです。
わざわざ使うような難易度でもないのも使用を控える要因にもなってます。
幽鬼の群れを前にすると他人任せの傲慢さ故か、せっかくの覚醒もすぐに萎み窮地に追い込まれる。
うーん……。くそざこなめくじ。
❑???
「いてまえ、ディオゲネス!」
「守護者がおるってことは、あんたも代行者なんやろ?ちょっと軟弱すぎへんか?」
女の子のピンチには可愛い女の子が助けに来てくれるって古事記にも書いてある。
❑幡田 零
「ちょ……!抱きつかないでください!苦しいです……!」
❑???
「……あ。ごめんな?あまりにもウチのタイプやったから。」
❑幡田 零
「……ヘラクレイトス、斬って。」
❑???
「待って、ちゃうから!自己紹介させて。」
ちゃうから!(違うとは言っていない)。
❑不動寺 小衣
「ウチの名前は不動寺小衣。人によってはアウトな21歳や。」
私はセーフです。
❑幡田 零
「はぁ……。幡田 零です。15歳です。これって年齢いりますか?」
❑不動寺 小衣
「零ちゃんか。よろしくな。小衣でええよ。それか、小衣お姉ちゃん。」
❑幡田 零
「……では小衣さんで。あの、聞いてもいいですか?」
「小衣さんも、代行者なんですか?」
❑不動寺 小衣
「そうや。ここの管理者のメフィスとフェレスっていう、不気味な双子と契約してるんよ。」
「そうや……ちょっと訊ねたいんやけど。アナムネシスって名前に聞き覚えあったりせえへん?」
❑幡田 零
「知ってます。……襲われましたから。」
❑不動寺 小衣
「どこで!?この近くか!?あいつ、こんな上層におるんか!」
「ありがとうな。ちょっと探しに行ってくるわ。」
❑幡田 零
「あの……。アナムネシスを見つけてどうするんですか?」
❑不動寺 小衣
「復讐。」
ただそれだけを告げ上層へ向かう小衣。一方、二つ目のシレンを終えた零は帰還する。
❑不動寺 小衣
「やっほー、零ちゃん。起きとった?」
❑幡田 零
「小衣さん?あの、なぜこの番号を……。」
❑不動寺小衣
「ん?双子の悪魔に訊いたら、そっこーで教えてくれたよ。」
「たいしたことやないけど、アナムネシスの情報貰ったお礼しようと思って。」
「幽鬼倒すのに躊躇していたみたいやけど、そんなんやったら、零ちゃんいつか死ぬよ。」
❑幡田 零
「……言われなくても、理解してます。」
威勢だけは立派な零ちゃん。
❑不動寺 小衣
「幽鬼はな、こっちの弱い部分につけ込んでくるんや。」
「自分を見失ったらあかんよ。幽鬼に魂吸われるから。」
「あいつらのほとんどは、生者や死者の魂を集めてるんや。例外もあるけど、だいたいはある目的があってな。」
❑幡田 零
「幽鬼の、目的……?」
❑不動寺 小衣
「零ちゃんも、代行者になったのは理由があるんやろ?だったら、がんばりや。負けたらあかんよ。」
幽鬼の目的とはと悩む暇もなく、次のシレンが与えられる。
❑幡田 零
「……あの、幽鬼ってなにを目的としてるんですか?」
❑メフィス
「吸収した他者の魂に負けない自意識と、他者の魂を犠牲にすることをいとわない、エゴを貫く生への渇望。」
「ほとんどの幽鬼は互いに争う中で自意識を失い、他の幽鬼に吸収されるか……。」
❑フェレス
「ボクたち、管理人やその代理人に狩られるんだよぉ……。辺獄のゴミは消さないと。ぷちぷちって。」
❑幡田 零
「……だから、あなたたちと契約した私のシレンが幽鬼を倒すことなんですね……。」
❑メフィス
「いい心がけじゃ。じゃが、気をつけた方がよいのう。」
❑フェレス
「このずっと先に……ふふ。……零ちゃんより怖いのがいるよぉ。」
アナムネシスかしら。
待ち構えていたのは以前襲ってきた幽鬼。全部あなたのせいと己すら謀る欺瞞を振りかざす零。
約束を破り二度も殺した妹への罪悪感を霧散したいのだろうか。
❑幡田零
「みらいの手を掴めなかったのも……。約束を守れなかったのも……。」
❑幽鬼 エピキュリアン
「-遊ぼうよ!!!!いっしょ嬉しい!!!!
初めての本格的なボス戦だけどクッソ弱い。難無く撃破。
しかし零ちゃん性格クズすぎる。もっと悔い改めて。
エピキュリアンから流れる激情の奔流。
零からの熾烈な攻撃を受けながら最後まで遊んでと懇願していた。
彼女は死して尚もひとりぼっちだった。
色々な意味で辛くなるのやめてほしい。
❑フェレス
「すごいすごい……!倒しちゃったよ。」
❑メフィス
「上出来じゃな。さ。とどめを刺すんじゃ。」
❑幡田 零
「この子の魂を狩るなんて、できない!」
❑フェレス
「このままだと逃げちゃうよぉ……。もし逃がしたら……契約がどうなるか、知らないよ?」
❑幡田 零
「だめ……できないよ……。」
❑幽鬼 エピキュリアン
「……アリガトウ。」
おやおや、逃がしてよかったのかしら。私も可哀想なロリは攻撃したくないけどさ。
❑メフィス
「……なぜ、逃がした?」
「子供ははかわいそうだから狩れないと言うなら、なぜ大人は狩ることができる?」
「生殺与奪をおぬしが選ぶことは、ただのエゴであろう?同じエゴを通すなら……妹のためにあるべきでないのか?」
ぐう正論。
契約を反故にされるとヨミガエリして貰えなくなるのだから心を無にして手を汚すべきなんだよな。
❑メフィス
「みらいの魂は、いまも辺獄のシステムによって深く深く、下層へと沈んでいっておる。」
❑フェレス
「うふふ……前に言ったよね?辺獄の最深部には、歯車があるんだよ。」
❑メフィス
「再生の歯車と言ってな。魂が物質界で得たすべてのもの……記憶等を消し、新たな生物の魂として最短させる機構なのじゃ。」
「魂が再誕されたら、もうワシらのちからでも、みらいとしてヨミガエリさせることは不可能じゃ。」
❑幡田 零
「そんなの……!私……知らなかったから……。」
知ってたら先ほどの葛藤などなく躊躇なくできたと?あまりにも偽善的でクズ。
シレンを終えることが出来たがみらいの魂が再誕され消えていく悪夢にうなされる零。
先ほど幽鬼に見せた情はどこへやら、みらいに許しを乞います。
悪夢から目覚めると次のシレンを告げられる。
はたして冷酷非情にシレンを果たし、みらいをヨミガエリさせることができるのだろうか。
感想
……はい、今回のクライスタたいへん胸糞悪いですね。零に同情する人居るのでしょうか。
友達がおらず、親にも認めらず最期首を吊った少女の方が同情できますね……。
首を吊るイラストが余りにも悲しげで辛い。みらいちゃんが死んでも何とも思わなかったけど(笑)。
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CRYSTAR -クライスタ- 備忘録04『復讐のイシズエ』
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