はいどさんのくそ日記 -ゲーム備忘録-

プレイしたゲームの備忘録です。

CRYSTAR -クライスタ- 備忘録02 『シレン』

 

 

 

 

出てくるたびにすぐ死にゆくみらいちゃんに明日はあるのか。知らんうちにまた勝手に生き返りそうだけど。

 

 

*当ブログはネタバレを含みます。

 

 

 

 

本編

 

暗澹とした世界で悪魔たちと契約を結んだ零。

気が付くとそこは自分の部屋だった。

どうやら眠っていたようだ。

 

❑幡田 零

「全部夢……だったら良かったのに。契約の紋章なんて、勝手すぎます。隠さないと、学校も行けない。」

「なに、セレマ。普段から学校行かないくせにって言いたいの?」

セレマと呼ばれる零の膝丈よりも大きいサモエドの顔を掴みわしゃわしゃとする零。

❑フェレス

「零ちゃん零ちゃん零ちゃん……。すぐ連絡するって言ったよね?」

❑幡田 零

「フェレス……?どうして、私の連絡先を……。」

本当だよ。

まぁ都合よく目の前に現れるよりはいいのか……?

 

❑フェレス

「ふふ……そんなのどうでもいいよね?せっかく、みらいちゃんのこと教えてあげようと思ったのに。」

「ボクのこと好き?ねぇ、好き?」

❑幡田 零

「えぇ、好きですから早く教えてください。」

なんだこのメンヘラ彼女みたいなめんどくさいやりとりは。

みらいの肉体はフェレスとメフィスが預かっており、ヨミガエリに成功したら返すとのことだ。

そして辺獄で死んだ魂は現実では初めから存在しなかったことになる。

 

 

なんだっけ。

ドラえもんの道具にそんなのがあった気がする。独裁スイッチだったかな。

あの2人の力なのか、ご都合な力なのか知らないけどヨミガエリした際に問題にならようにするためなんだろうか。

 

❑フェレス

「鏡は扉。紋章は鍵じゃ。鏡の前に立てば分かるじゃろ。契約の代償である、シレンがどういうものかものう。」

❑幡田 零

「……っ!手首が熱い!」

鏡の前に立つと手首の紋章が爛々と輝き慄く零。

❑幡田 零

「……これが、私のシレン……?」

 

 

 

ようやく、チュートリアルが終わって操作パートに入るんですね。

 

 

チュートリアルの時点でゲーム的に怪しかったのでどうなることやら……。

 

理念を集めるとどうなるのか全く分からないけれどろくでもないことに違いない。

むしろこの二人がヨミガエリするためにやらされている感がある。

 

ローグライクのマップみたいなダンジョンと代り映えの無い風景のせいでめっちゃ退屈ですね。

 

❑幡田 零

「あの幽者や幽鬼は、なんなんですか?私は、なにと……なぜ戦っているんですか?」

❑メフィス

「『なに』でもない。おぬしの言うとおり、ただの怪物じゃ。それにおぬしの『なぜ』は、妹みらいのヨミガエリだけでは不足かの?」

❑幡田 零

「…………。」

外連味たっぷりな悪魔2人からの要求の一つこの世界の幽者、幽鬼の掃除。

彼らは現世への恨み言と思しき言葉を発しながら接近して来て倒すと断末魔を上げて消えるためただ邪悪なだけの存在じゃないと思うのためどうも悪魔たちに踊らされているような感覚が消えない零。

心に揺蕩う蟠りを残しながら幾多の幽者を倒しシレンの最奥にたどり着く。

❑幡田 零

「……これで、最後ですか?」

❑フェレス

「うふふ……気をつけたほうがいいよ。頭にわっかがあるでしょ?あれは、幽者じゃなくて幽鬼だから。」

❑幡田 零

「幽者といい幽鬼といい……。それがなにか説明してくれる人はいないんですか。」

❑メフィス

「そのほうが面白いこともあってな。おぬしは気にせず、今まで通り倒せばよいだけじゃ。」

 

 

幽鬼は強いと聞いて身構えたけど色と体力と攻撃力違うだけで

もしかしてこれから先ヴァリエーションの乏しいスライムベスみたいな敵が延々とでてくるのかと一抹の不安が過った。

 

幽鬼を倒した瞬間頭の中に幽鬼たちの感情が流れてくる。押し寄せる感情に堪らず涙を落とす零。

 

 

❑フェレス

「うふふ……産まれたよぅ。きらっきらの理念……ふふ。」

❑幡田 零

「……どういうこと……ですか……?」

❑メフィス

「おぬしを代行者にして正解だったということじゃな。」

❑幡田 零

「……怪物だって言いましたよね?なんでもない、ただの……怪物だって。」

 

 

❑メフィス

「倒したとき、魂の欠片に触れたのじゃな。なに気に病むことはない。元、人間じゃ。やつらはすでに死んでおる。ただの、死者じゃ。」

「この世界には我らがつけた『辺獄』という名があってな。死したる魂たちの輪廻転生のため、あつらえた世界なのじゃ。」

❑フェレス

「集めた魂をね、『再生の歯車』って機構をつかってね、人格や記憶や……ふふ、色々クリーニングしてるんだ。」

❑メフィス

「辺獄では、自意識のある存在が激情をともなって流した体液が理念という特別な力をもつ結晶となることがあるのじゃ。」

 

 

零れ落ちた涙が結晶化した理念になるから意図的に黙ってたんだろうね。 意地が悪い。

 


❑幡田 零

「私に、泣き続けろと……。こんな苦しくて嫌なことを、ずっと続けろって言うんですか?」

❑メフィス

「望む望まないは関係ない。シレンは果たしてもらう。ワシらと契約したというのは、そういうことじゃ。」

 

零ちゃん、幽鬼たちから流れてくる感情が蝕む苦しみに文句言ってるけど妹の為にそれくらい我慢しなくてはいけないのでは?

まさしく贖罪だと思うんだけど。

みらいが死ぬのそういうところだと思うぞ。

 

最初のシレンを踏破し安堵の息も付けぬ間に新たなシレンを告げられる。

❑メフィス

「辺獄は精神的な世界じゃ。代行者の強さは、その者の精神力による。」

じゃあ、だめじゃん。

❑メフィス

「おぬしの思想が、辺獄の武器や防具になるじゃろう。」

「抱えた悲しみも葛藤も乗り越え、精神的に成長せよ。さすれば、思想――いや己が思装は強化されていくじゃろう。」

 

 

これはですね。

幽鬼もといボス格の断末魔の思念をダンジョンクリアした時に浄化することでゲーム的に武器、防具化するってことです。

能力値は固定ですが同じ思装でも付与されたパラメータ値などが違うようです。

 

確認できた能力

・球魂: いわゆるドレイン

・ステUP系: 同じステータスUPでも割合と固定値の二種類。要するに後者は外れ。

・状態異常無効系: 読んで字の如く

 

現状では余りにも単調なアクションゲームでしかないため攻撃全振り以外は外れ感が否めないです。

せめてドロップする思装の能力値も変わっていたらハクスラとして面白かった……いやそうでもないか……。

ダンジョンに出てくる幽鬼全て設定があり、断末魔の思念を持ち帰る度に彼らの記憶が分かるようになります。

 

 

しかしコンプリートするには同名の幽鬼三体倒す必要があるためダンジョンを周回する必要があります。

しかも必ず居るとは限らず、一度に持てる思念の数にも限りがあり更に見た目が同じでも名前は異なる幽鬼が多々いるため(それしかいないと言っても過言ではないです)非常に面倒です。

申し上げにくいですが苦行の域の作業なのでトロフィー集めたいという物好き以外は辞めたほうがいいです。

その物好きは私なんですけどね。

 

 

 

感想

 

このままだとクライスタはクソゲーだと思われてしまいそうなのでフォローできるところあげないと……(必死)


三段階の難易度は有りますが基本的に易しめです。

また回復アイテム、状態異常回復アイテムを所持していれば自動で回復してくれます。

そのためアクションゲームが苦手な人でも容易にクリア出来ると思います。

アクションゲーとしてはぬるすぎる気もするけど。

またBGMは東方アレンジでも有名な削除さんが担当しています。

泣きゲーらしく全体的に静かなピアノ、ヴァイオリンが主体ですね。

ゲーム内にサウンドトラックモードが用意してあるため気に入った曲はいつでも聴けますよ。

 

次回・前回

 

次回

CRYSTAR -クライスタ- 備忘録03 『かわいいは正義』

前回

CRYSTAR -クライスタ- 備忘録01 『おぱんつ』